タイ古式は、2,000年以上前から現在まで受け継がれているタイの伝統医学。
日本においてはリラクゼーションや民間療法の立ち位置ですが、本場タイでは病院にも学校があり、街のマッサージ店のスタッフも聞けば「病院で習った」という方が割と多いです。
タイでは予防医学の意味合いでもマッサージを利用することが日常生活に根付いているのですね。
「ふたりヨガ」や「世界一気持ちいいマッサージ」のフレーズが有名です
タイ古式は、「ふたりヨガ」や「世界一気持ちいいマッサージ」とよく言われています。
ゆっくりとしたリズムで、施術を行う側も受ける側もまるでヨガのように全身を使ってストレッチをする。。
そのスタイルからそう呼ばれているのかもしれません。
また、「世界一気持ちいいマッサージ」の由来は、ヨガをおこなったときと同じような深いリラクゼーションを感じることができることから。
タイ古式は局所的な体のコリや疲れを癒すだけではなく、足先から頭までくまなくケアすることにより、全身に血液とリンパの循環を促し、お体全体の調子を整えていくボディケア法です。
ストレス社会といわれる現代においては、ストレスが原因で様々な病気が発症していることが分かっています。たかがストレス、されどストレス…。
大事になる前に、日ごろからストレッチケア&癒しの時間を作ってストレス開放しませんか?そのひと時のお手伝いをさせていただきます。
タイ古式は、いわゆる「もみほぐし」とはちょっとスタイルが違います。
身体をゆっくりと伸ばしていくストレッチが入ることは見て分かりやすい特徴ですが、タイ古式の本当の一番の特徴は「セン」と呼ばれる体のエナジーライン(エネルギーラインとも言われる)を中心に施術していくこと。
「セン」はエネルギーの流れている道のようなもので、現代では血管やリンパ、神経などのことだろうと言われています。
体中にたくさんのセンがある中で特に重要なセンが10本あり、そのうち6本が股関節から足の裏にかけて存在しています。
タイ古式は特にこの「セン」を重要視しているため、足の施術に対する時間の割合が多めになります。
「肩が凝っていると伝えたけど、足もなぜ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、センは全身に繋がっているため、センが集中している足からじっくりほぐしていくことにより、結果全体的に緩めてほぐすことに繋がっていくという考え方ですので、不思議に思われた方にはこのように説明をしています。
センを中心にケアすることにより血流やリンパを流れやすくし、老廃物も流しやすくすることによって、疲れが取れてスッキリ!
これがタイ古式マッサージ&ストレッチの気持ちよさの秘訣です。
血止めについて
タイ古式ボディケアをする際、股関節の付け根あたりをぎゅっと10数秒押す手技があります。
これは「血止め」という手技で、股関節にある太い血管の血流を一時的に圧迫して止め、パッと解放するやり方です。
これにより、せき止めていた血やリンパ液が勢いに乗って一気に流れ、全身の血流を促すため、血止めを行うと少し体がじわーっと温かくなることを実感すると思います。鼠径部(太ももの付け根付近)を押さえるので少し驚かれることがありますが、このように手技のひとつひとつに意味や作用があります。
なお血圧の高い方や心臓疾患をお持ちの方、静脈瘤をお持ちの方はかえってよくないため、事前にヒアリングさせていただきます。
タイの人々にとってはタイマッサージは日常生活にとても身近な存在。理由は、定期的に受けることによって少しずつ体質が良い方向に向かっていくから。
街を歩いていると、病院とマッサージ屋さんの中間のような、治療院的な施設をよく見かけます。現地の人はそういう施設を日頃から利用しているようです。
たまにの自分へのご褒美として一時的なケアももちろん大切なのですが、定期的に血流やリンパを流しストレッチを行うと、自然治癒力や自己免疫力も上がり、より総合的に健康になっていきます。
皆様にとっても、日頃のお体のケアが身近な存在でありますように。
その役割を担えるような、どなたにも気軽にお越しいただけるサロンでありたいと思います。精一杯心を込めて務めさせていただきます。