ハーブボール

ハーブボールとは、数種類の乾燥ハーブをブレンドし、コットンの布でくるんだものです。これをほこほこに蒸して使います。タイで昔から行われている薬草温熱療法(サムンプライ)の一つです。
あったかいハーブ玉をお体に押し当てて施術していくので、じんわりと体の芯から温まります。

タイにはユーファイと呼ばれるものがあります。
ユーファイは、体が不調になりがちな産後の女性の肥立ちを助ける民間療法のようなもの。

ハーブをお風呂やハーブテント(サウナ)などで使用し、ハーブの成分を経皮吸収させたり、芳香浴で自律神経を整えたりと、医療がまだ発達していなかったはるか昔の人々の知恵でケアが行われてきました。

そしていまだ現代でも家庭の中に根付いています。そのためタイの女性には女性特有の不調、特に更年期の不調が少ないという傾向があるのだそうです。

女性の心や身体が揺らぎがちなのは産後の女性だけではありません。全年齢、そして更年期も…。ハーブは女性の心とお身体を優しくいたわります。

身体あたためながら筋肉をほぐし、自律神経を整えていくタイの伝統療法のひとつであるハーブボールですが、もちろん誰でも!男性もOKです。
ハーブのほんのり薬草っぽい心地良い香りとボールのぬくもりで、とろける極楽タイムを味わえます。

 

ハーブボールに期待できること

筋肉をほぐして疲れをとる(筋肉痛の和らげに)
ハーブの良い香りがストレス解消に役立つ
温めることにより血行が良くなって冷え対策になる
副交感神経が優位になる=自立神経を整える

身体を温めることが自己免疫力を高めることに繋がります。
また、アロマテラピー同様ハーブには植物が持つ力があります。その植物の持つ作用を、経皮吸収でお体に直接届け働きかけるのがハーブボールです。

ハーブボールは続けることによって体温が上がり、風邪もひきにくくなります。その他、香りにも癒されストレス解消にもなりますので、お疲れ気味な気持ちも前向きに。。

ハーブボールにしかできない癒しと香りをぜひお試しください。

ハーブボールが芯から温まる理由

ハーブボールは身体の芯から温まるとよく言われます。理由は「湿熱で温めるから」だそう。

寒い冬に身体を温めるアイテムとして思い浮かべるのはカイロだと思いますが、このカイロは湿熱と対極の「乾熱」にあたります。

乾熱は「水分を奪いながら加熱する」方法。対して湿熱は「水分を加えながら加熱する」方法です。熱の伝わりかたがより高く身体の芯から温まるのは「湿熱」のほうです。

熱浸透率の高い「湿熱」に加えて、ハーブの香り、植物の持つ力。
相乗効果で、ストレスを緩和し、お身体の緊張も心のお疲れもじんわりとほぐしていく。それがハーブボールです。

 

当店の取り扱っているハーブボールは、タイから取り寄せた無農薬オーガニックのものです。中身には以下のハーブが入っています。

プライ(ぽんつくショウガ) 筋肉疲労緩和・消炎鎮痛・むくみ・殺菌・抗炎症作用
カミンチャン(ウコン) 筋肉疲労緩和・肌荒れ・消化器系疾患予防・解毒・美肌
カミンオイ(ガジュツ) 筋肉疲労緩和・肌荒れ・消化器系疾患予防・解毒・美肌
タカエ(レモングラス) 筋肉疲労緩和・殺菌・利尿作用・消臭・高血圧予防・血行促進・風邪予防・鎮静・ストレス解消・香りによるリラックス効果
ピウマクルー(コブミカン果皮) 筋肉疲労緩和・風邪予防・頭痛・血行促進・不安・ストレス・不眠解消・香りによるリラックス効果
バイマクルー(コブミカン葉) 筋肉疲労緩和・抗がん作用・頭痛・血行促進・不安・ストレス・不眠解消・香りによるリラックス効果
バイマカム(タマリンド葉) 美肌・抗酸化作用・アンチエイジング
ニオイアダン(パンダンリーフ) 精神を鎮める・不眠・香りによるリラックス効果

 

※ハーブボールを取り寄せるには、植物検疫など手続きがあり、また輸送にも少し時間がかかります。

そのため、次回のお取り寄せまでの間に施術の希望が多かった場合など、ハーブボールの在庫がないことが発生する可能性もあります。

あらかじめご理解・ご了承をいただきますようお願いいたします。

 

タイでマッサージ店に行くと、ハーブボールはタイ古式やオイルなどとセットで使われることが多いです。
もちろん合わせ技で癒し効果は倍増なのですが、ハーブボール自体の時間はやや短くなりちょっと物足りなく感じることも。

当店ではハーブボールをたっぷりご堪能いただく単体での施術も行っております。
ボールの優しい圧での施術です。温かいハーブボールをお体に当てる時間をたっぷりと使えば、お体も心もゆるゆるにほぐされていきます。

ハーブボールは4~5回繰り返し使えます。1回きりの使い捨てではありません。

施術に使用したハーブボールは、ご希望があればお持ち帰りいただけます。(事前にスタッフへお伝えください)

お持ち帰りをされた方へ

ジップロックに入れてお渡しいたしますので、ご自宅に帰ったら冷蔵庫にそのまま保存してください。
ご自宅で使用するときは、水分が足りなければ少し濡らして、電子レンジで3~5分(様子を見て調整)チンして使います。
香りが薄くなってきたら最後に湯船にドボン!モミモミしてハーブ湯を楽しんでから捨ててください。

一度水に濡らしたハーブボールはあまり長持ちしませんので、冷蔵庫保存、かつ1週間以内で使うことをおすすめします。

珍しいタイのハーブボールを、ご自宅でのメンテナンスとして引き続きご利用ください。

ハーブボール温活は冬だけでなく、夏もエアコンで冷え気味の現代人にもおすすめです。

身体の芯から温めるハーブボールはポカポカが長続きするのも特徴です。

「体温が1度上がると免疫が数%上がる」と言われています。身体を冷やすことで良いことはありません。

日々を調子よくご機嫌に過ごせますように、タイ伝の統手技でお手伝いさせていただきます。